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9・11:元NIST研究員による怒りの告発

ビデオ『真実の側に立て』


 911の真実を求める建築家とエンジニアたち(Architects & Engineers for 9/11 Truth : AE911Truth)が発表した新しいビデオは、元NIST(米国国立標準技術院)の研究員による告発を知らせるものである。以下のYouTubeビデオにお進み願いたい。

『真実の側に立て:ある政府系研究者が語る』 - 日本語字幕版 (30分)
http://www.youtube.com/watch?v=R1FXE_Ihg-Y&feature=em-uploademail

 2001年に起きたいわゆる9・11事件の事実解明そのものについては、今までに当サイトで明らかにしてきたレベルの情報から出るものではない。しかしこれは、私の知る限り初めてのケースだが、長年NISTで研究員として働いてきた技術者による、NISTの不誠実で誤魔化しに満ちた対応に対する厳しい告発である。その技術者はピーター・マイケル・ケチャム。NISTでは数学・コンピューター科学の部門で働いていた。その声に耳を傾けていただきたいのである。

(2017年 6月28日 バルセロナにて 童子丸開)

★以下、簡単にその内容についてご紹介しておきたい。
(小見出し一覧:クリックすればその項目に飛びます。)
 ・「そうすることが正しいと信じたから声を上げました。」
 ・何かを「忖度」したNIST?
 ・9・11の巨大詐欺を明らかにする参照記事
 ・ケチャム氏の無念の思いと希望

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●「そうすることが正しいと信じたから声を上げました。」

 ケチャム氏が9・11事件で起きたニューヨーク世界貿易センタービルの崩壊について調べ始めたのは2016年の7月になってからである。事件後すでに15年が経過し、NISTが世界貿易センター第7ビル崩壊の調査報告書を発表してからでも8年がたっている。彼自身はその調査に加わってはいなかったが、NISTの同僚たちが行ってきた調査と研究の結果を信じてきた。そしていまこう語る。
「私が実際に何が起こったのかを見ようとせず、無知のままで生きてきたのはつらい事実だと思います。私はあまり多く考えようとしませんでした。公式の説明を聞き、多くの人々と同様に信じました。これを言うのは恥ずかしいことですが、でも事実です。」

 ケチャム氏が公式の説明の誤魔化しに気付いたのは、多く残されている映像資料を実際に自分の目で見たからである。そして多くの資料を自ら調べてみた。そこではっきりしたことは、世界貿易センター第1ビル、第2ビル、第7ビルの崩壊が、NISTの調査報告書の記述とはまるで異なったものだという事実である。
「いったん調べてみると、それは目に留まりました。それは、微妙な違いだとか、僅かの不一致だとか、更なる調査を要する科学的な見解の違いなどではなかったのです。それは明白でした。明白で断定的でした。」

 彼はさらに、NISTで働いてきた自分自身を振り返ってだろうが、多くの研究者達から事実が語られないない理由について語る。
「公式の説明がこれほど長い間成り立ち続けるのを許してきたものは、多くの物ごとの組み合わせだと思います。一つは自己充足です。次には恐れです。そして三つ目は無視です。」
そして、無視、自己充足、恐れについて、順に説明する。
「たぶん多くの人々がそれを見つめていないだけで、理解していない、単に気づいていないだけです。」
「そうでない場合には自己充足です。何か起こっているかもしれないと感じても、人々はそれを見つけ出そうと努力することにあまり興味を示さないでしょう。」
「起こりつつあることに対する非常に鋭い感覚を持っている人もいるでしょうが、恐れにとらわれ、恐れて無力になります。」


 そして彼は、自分の元の職場の不正を告発した理由を、次のように語る。
「私がこれについて声を上げた理由は非常に単純です。そうすることが正しいと信じたから声を上げました。他に動機はありません。」


●何かを「忖度」したNIST?

 世界貿易センタービル群崩壊の調査を担当したシャイアム・サンダーやジョン・グロスなどの研究者たちが、事実から逃げ、事実を無視しあるいは捻じ曲げ、さらには「事実」を捏造するなど、甚だしく不誠実な対応をしたのはなぜか。これについてケチャム氏はこう語る。
「私は推測することしかできませんが、その推測の言葉を強調します。彼らは強要されたのかもしれません。圧力を受けたのかもしれません。その強要や圧力がどこから来たのか知りませんが、NISTが不細工なことをするのは尋常ではありません。」
「一つ理解できると考えられるのは、NISTが実に優れた職場であることです。そこで働く多くの人々にとってそれは実に良い地位であり、失うものが多くあります。圧力をかけ、拒否できない要求を強制することは、…、決して難しいことではありません。」
「そのような何かが起こったと推測する以上のことは、私にはできません。」


 確かに彼らに対する強要や圧力が実際にあったのかもしれない。しかしケチャム氏に、いま日本で流行っている「忖度(そんたく)」という言葉を教えてみたい気がする。それは決して日本人だけが持つ心理と行動のパターンということではあるまい。たとえ直接の強要や圧力が無かったとしても「不細工なこと」をやらかすだろう。しかしそれは、決して「忖度する」相手を尊敬し愛しているからではない。単純に、「忖度する」ことによって自分が何かの利益を確保できるだろうという欲望から、あるいは何かの損失を被るだろうという恐怖心から、ということなのだ。

 NISTが何か(誰か)によって強要され圧力をかけられた、あるいは何か(誰か)の意向を忖度したとすれば、それは何(誰)か?などと考えるまでもあるまい。NISTはアメリカの国家機関である。アメリカ国家を動かしている勢力を考えればおのずと答えは出る。背後に銃口を感じ目の前にニンジンを感じれば、誰でも走る以外にはないだろう。それが実際に目に見えないものであっても、その恐怖と欲望は理性など簡単にふっ飛ばし、理屈を超えて人間の心と行動を支配する。おそらく日本人には恐怖の要素が強いだろうし、欧米人では欲望の要素が大きいだろうが、いずれにしても「忖度する」のだ。

 意地の悪い言い方になるだろうが、ケチャム氏が事件後15年以上たってこのような告発を行うことができるのは、彼が既に退職し「失うもの」の少ない状態になっているためかもしれない。しかしアメリカには失うものがあっても断固として忖度しない人々がいることは事実だ。残念ながら日本ではあまり見受けられず、退職して「失うもの」の少ない状態になってすらも「忖度」だけはし続けるようだ。欲望と恐怖心から解放されるのは墓に入るときだけであろう。私は、アメリカという国が大嫌いだし、アメリカ人の半分は大嫌いだ。しかし半分は大好きである。「そうすることが正しいと信じたから声を上げました。」そんな単純明快さを持っているからである。


●9・11の巨大詐欺を明らかにする参照記事

 ビデオの4分30秒付近から15分35秒付近まで続き、最も詳しく語られている世界貿易センター第7ビルについては、
  第1の鍵:「WTC第7ビルはなぜ自由落下した?」
  再調査を求める建築・工学の専門家
および、一部記述で重複するがこちらの記事そしてこちらの記事を参照していただきたい。この第7ビルは、9・11事件という巨大詐欺解明の「入門編」である。

 次に、15分35秒付近から23分25秒付近まで続くツインタワー崩壊に関しては、
(第1ビルの崩壊)
  WTCツインタワー上層階の落下が示す真実(第1部)
  WTCツインタワー上層階の落下が示す真実(第2部)

   およびこちらの記事を参照のこと。
(第2ビルの崩壊)
  WTCツインタワー上層階の落下が示す真実(第3部)
   およびこちらの記事を参照のこと。
そして、以上3棟の高層ビル崩壊のまとめとして、
  15年の後に:高層ビル崩壊の物理学について


●ケチャム氏の無念の思いと希望

 その他、このサイト「911エヴィデンス」にある一つ一つの記事が、この事件の事実と共に、公式の説明が持つ虚構性と詐欺性を明らかにしているだろう。それは人類史上最大級の巨大犯罪である。その巨大犯罪の主人公の一人が、ケチャム氏が長年勤め愛し続けてきたNISTだったのだ。ビデオの23分25秒以降は彼の無念の思いと米国民に対する希望が述べられている。彼は最後にこう語る
「9/11の傷はいやされないままであまりにも長く残り続けています。それらは膿みただれ、腐れ病んでいます。もしあなたが体に傷を負うなら、初めにやるべきことの一つは、熱い石鹸水で傷口を洗い流すことでしょう。次に包帯を巻きますが、もちろんそれは痛みます。洗っている最中は痛いものです。刺すように。刺すように痛くても、包帯を巻けば、知ってのとおり痛みは薄れ始め、何時間かたつと痛みが治まってしまいます。つまり、「真実」はその泡立つ熱い水であり、それで9/11の傷を洗うことです。本当の癒しが始まるためにです。」

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