この話はいずれ別の特集を組んで書く必要がある。ここではどんな意味を持つことが起こっているのかを説明してみたい。先ほどの項目で紹介した日本語記事の中で『スペイン前国王にマネーロンダリング疑惑、元愛人が証言』は2年前のものだ。この中で「元愛人」の氏名を「コリーナ・ツー・ザインビトゲンシュタイン(Corinna zu Sayn-Wittgenstein)」と紹介しているが、本名はコリーナ・ラーセン(Corinna Larsen)という。「ツー・ザインビトゲンシュタイン」は彼女が2000年に結婚して2005に離婚した(子供を一人もうける)ドイツの貴族男性の名前だが、なぜか今でもこの名を使い続けている。職業は「企業主」ということになっているが詳しくは分からない。欧州の上流階級の間を体一つで渡り歩く謎の多い女性だ(Wikipedia英語版)。