次の18日はカタルーニャ中でゼネストが繰り広げられた。労働者の参加率は多くなかったと思われるが、何せ、主要都市の道路と鉄道の交通は遮断され、暴動状態を恐れる一般市民は外出を控え、学校も休校となり(相当数の教師と生徒はデモに参加したが)、とばっちりを食らう商店はシャッターを下ろし、実質「ゼネスト」状態が作りだされた。州都のバルセロナには、カタルーニャの各地から100km以上の道のりを3日間かけて自分の足で歩いてきた無数の人々が結集した。独立派組織はこれを「解放のための行進(les
Marxes per la Llibertat)」と呼んだが、バルセロナの市民を加えて合流し、グラシア通りを中心に、52万5千人が巨大なデモを形作った。この「解放のための行進」の様子は、こちらのTV3ニュース記事に多くの写真が載せられているので、確かめてほしい。
【写真:2019年10月18日、ジロナ市などから歩いてバルセロナに到着した人々:TV3】