昨年11月に再び政権を握ったマリアノ・ラホイは自分に近い筋のホセ・マヌエル・マサ(José Manuel Maza)を検事総長に任命したが、そのマサが政治腐敗取締主任に腹心のモシュを任命したわけである。しかしこのモシュは中央検察庁で2007年、2009年と2010年の3回にわたって国民党の政治腐敗摘発を握り潰した実績を持つ。おそらくこの大型政治腐敗もまた闇から闇に流されてしまっていたのかもしれない。しかしその筋書きは、グアルディア・シビルがゴンサレスを逮捕した後にこのSNSでの対話をマスメディアに公表したことで、すべて崩されてしまった。