このフランシスコ・フランコ財団は私立の団体であるにもかかわらず「国立フランシスコ・フランコ財団(La Fundación Nacional
Francisco
Franco)」を名乗っており、その名誉会長は、昨年(2017年)まではフランコの孫娘カルメン・フランコ、現在はカルメンの長男でビジャベルデ侯爵・メイラス領主のフランシスコが務めている。2000年から2003年の間に、当時のホセ・マリア・アスナール国民党政権が15万ユーロもの公費を用いてこの財団に物品を寄付していたことが知られているが、アスナールと国民党は私立と国立を区別する感覚を持っていない。というよりも、この財団が「国立である」と固く信じているのかもしれない。