【訳者より】
これは2007年4月14日付のGlobal Research誌に掲載された論文の翻訳である。原文題名は”War Profiteering and the
Concentration of Income and Wealth in
America”で、作者のイスマエル・ホッセイン-ザデー(Prof.
Ismael Hossein-zadeh)はアイオワ州デス・モインズにあるドレイク大学の経済学教授である。
そしてこの論文は彼の最近の著作「米国軍国主義の政治経済(The Political Economy of U.S. Militarism)」(Palgrave-Macmillan Publishers)から作者自身が引用してGlobal
Researchに寄稿したものだ。
(原文Urlは次の通り) http://globalresearch.ca/index.php?context=viewArticle&code=HOS20070412&articleId=5368
最低レベルであった1968年でさえ所得の格差は相当に激しかったではないかという議論は無意味であろう。当時、上から20%の家庭は下から20%に比べて10倍にのぼる所得を手にしていた。しかしLeft Business
Observerのダグ・ヘンウッドが指摘するところによると、「その数字は現在の15倍と並んでみるならばほとんどスゥエーデン並みのようにみえる」。[13]