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USSサンアントニオは、数多くのヘリコプターと何百名もの海兵隊員を載せているのだが、「東地中海に停泊中」だが「何か特別の任務を負っているものではない」とその国防総省高官は匿名を条件に語った。(US Navy deploys five warships, one amphibious ship to Mediterranean for Syria)USSサンアントニオが水陸両用の装備を持っており、それはおよそ6千人の海軍兵士と海兵隊員を上陸させることができるのだが、しかし「地上軍は投入しない」という公式のお題目を保っている。
「しかしながら、バラック・オバマ大統領がいかなる『地上軍投入』をも除外したように、任務に就いている水陸両用艇は存在しない。(同上)」(写真:水陸両用艇USSサンアントニオ)
この水陸両用の運搬用舟艇であるサンアントニオは、第26海兵隊派遣部隊の要員・装備を運んでいるのだが、ある国防総省高官はそれが東地中海の5隻の駆逐艦に合流したことを明らかにした(8月30日)。(写真:駆逐艦スタウト)
「現時点では何か特別な任務を負っているものではない」とその高官は匿名を条件に語った。「サンアントニオは、ある慎重な決定がその能力が必要とするような事態に備えて、その海上に留まっている。」
シリア近海に配備される5隻の駆逐艦はバリー、グレイヴリー、マハン、ラメージそしてスタウトである。
海軍は従来から地中海に3隻の駆逐艦を配備しており、ラメージとスタウトは、今月現地に着いたときにマハンとグレイヴリーとそれぞれ交替するように想定されていた。しかし高官たちは米国が攻撃を考慮する場合に備えて5隻の全てをそのまま留まらせるように決定した。それぞれの駆逐艦は、通常の任務中にはもっと少ないにせよ、90基のトマホーク巡航ミサイルを装備する能力を持つ。(marinecorpstimes.com, August 30, 2013)
もし化学兵器攻撃が軍事介入を正当化させるのなら、どうして8月21日に「先立って」シリアに対する「人道的」保護責任(R2P)の海軍の作戦開始が命令されたのか?即時で短期間のシリア攻撃は考えにくい。オバマは8月31日に米国議会の公式な承認を求めることを通告した。議会は9月9日に再開されるのである。
8月21日の化学兵器攻撃の時期と出来事について前もっての知見あるいは諜報があったのか?
「その高官は、空母打撃群には何かの任務は与えられておらず、紅海への移動は『手元の選択肢を最大限にする』ためにその能力が必要とされるような場合に備えて、配慮されたものである、と語った。」USSニミッツとその空母打撃群にあるその他の舟艇は次のとおり:USSプリンストン(USS Princeton)と3隻の駆逐艦USSウイリアム・P.ローレンス(USS William P. Lawrence)、USSストックデイル(USS Stockdale)そしてUSSシャウプ(USS Shoup)。
フランスの原子力空母シャルル・ド・ゴールがフランス南部のトゥーロンの軍港に停泊していると複数の通信社は伝える。
その通信社は、1隻の対潜水艦舟艇と1隻のミサイル搭載舟艇が、海軍力の「何らかの調整の実行が必要とされる」状況に備えて近日中に派遣されるだろう、という軍参謀部の資料を引用した。(French and Russian warships 'head for Syria' - SYRIA - FRANCE 24)
進化型イスカンダルは秒速1.3マイル(音速の6〜7倍)の超音速で飛ぶことができ、280マイルにおよぶ射程距離で1500ポンドの弾頭を用いてピンポイントの正確さで目標を破壊できるという、あらゆるミサイル防空システムにとっての悪夢である。(画像:Iskandal Mach 6-7)