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コンセンサス9・11 

             9・11ベスト・エビデンス・パネル 

「どれほど繰り返し宣伝されようが誤りが真実になることはない。誰も知らないからといって真実が誤りになることはない。真実はたとえ人々が認めなくても存立しているのだ。それは自ら成り立つものである。」
(マハトマ・ガンジー)
「嘘は生き延びることができない。」
「重大な事柄に我々が沈黙するようになる日に、我々の生命は終わりに向かう。」
「モラルの空に架かる虹は長いが正義に向かって弧を描いていることに気付かねばならない。」
(マーチン・ルーサー・キング)
        コンセンサス9・11:貢献 Consensus 9/11 Dedicationより

【訳者から】
 ウエッブサイト「
Consensus 9/11: The 9/11 best evidence panel」の主要部分を和訳(仮訳)してご紹介したい。この和訳は全て上記サイトの了承を得て、あくまで私(童子丸開)のボランティアで行われている。
 このウエッブサイトは9・11事件の公式な説明に重大な疑問を持つ欧米の学者、技術者、軍関係者、法律家、ジャーナリスト、政治家、医師、教師、芸術家たちによって、真実の封じ込めと圧殺を試みる巨大な現代世界の虚構に抗し、真実へと続く確かな道を探りながら一歩一歩を進めるために、2011年9月に立ち上げられたものである。
 このサイト全体は原文サイトの方をご参照願いたいが、ここでは日本で9・11事件に関心を持つ人々にとって重要と思われるいくつかのページを和訳(仮訳)してご紹介する。我々が日本人として21世紀の虚構の世界をどのように捉えどのように立ち向かうことができるのかの重大なヒントになりうると思うからである。

 ホームページ  パネル・メンバー
 名誉会員  「最良の証拠」とは何か?
 9・11コンセンサス・ポイント  9・11コンセンサス・ポイント セット2 
 9・11コンセンサス・ポイント セット3
 (未公表:予定)
 貢献
 9・11事件の公式説明と対立する
 証拠に基づいた文書資料(準備中)
 方法論 (準備中)
 また、同サイトにある以下のページに関しては現在のところ翻訳して紹介する予定は無いが、英語原文のリンクのみをかかげておくので、ご確認願いたい。
Media Contacts  PDF Format  Videos  Links  Press Releases  NEWS
 
 以下にこの「コンセンサス9・11」のホームページの内容の和訳(仮訳)を掲げ、その後に「翻訳後記」をしたためておくので、ぜひお読みいただきたい。

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【翻訳開始】

ホームページ

2001年9月11日の重要性

 『2001年9月11日は、我々の生き方の分水嶺である出来事、そして我々が生きる時代の民主主義にとっての最大のテストとなるべく運命付けられているようだ。事件の前段階で政府の関与があった証拠、事件の最中に対応が無かったこと、事件後のいかなる有意義な捜査も驚くほどに欠如していたこと、そして同時に、公式の説明を不可能なものにするその他の事柄によって現された証拠に対する無視は、おそらくアメリカの実験が終了した合図なのかもしれない。それは、国内での抑圧の合法的にするあらゆる種類の手段を正当化するために、また外国で過酷な帝国として振る舞うための口実として、利用され続けている。独立した誠実な完全な調査、および、あの事件を導いて覆い隠すために動きあるいは動かなかった者たちの責任の明確化を我々が要求するまで、我々の共和制と憲法は最も重大な危機の中にとどまることになる。』
 シェルトン・F.ランクフォード米軍海兵隊少佐(退役)


9・11コンセンサス・パネルの目的

 9・11コンセンサス・パネルの目的は、9・11に関する公式の解説に反する最良の証拠の一部について、専門家の独立した見解に基づいた明確な叙述を世界に示すことである。


9・11コンセンサス・パネルの正当性

 コンセンサス・ポイントは20名以上の専門的なパネリストの
デルファイ法による調査から導かれるが、その専門家たちはお互いに相手の正体や反応を明らかにされず、3度の反復とフィードバックを通してそれぞれの提出されたポイントを6分の1のスケールで評価する。
 デルファイ法は、医学のような分野で科学知識を進展させるために確立された方法論を用いる標準的なコンセンサスの手段である。
 この評価されたコンセンサス・ポイントは、このようにして20名を超える人々によって少なくとも90%の合意を得られたものである。(これは科学的な記述として高いパーセンテージと見なされる。)
それぞれのポイントに添えられる専門技術的なビデオ資料とともに、このパネル・メンバーのコントロールされた調査は9・11事件に関する混乱や矛盾を減らすことに役立つべきものであり、したがってメディアに対して勇気を持ってこの事件の両面を取り扱うことを助けるべきものである。
 コンセンサス・ポイントは同時にまた、目撃者証言や談話記録、初期の新聞とテレビの報道、そして学術誌とその記事の形をとって記録として残されている総合的なリストによっても支えられるものである。
【翻訳ここまで】




【翻訳後記】
 このサイトは主として米国人を対象として作られている。したがって、特に「貢献(Dedication)」については、米国憲法や共和制、情報公開など、我々日本人にとってなじみの薄い制度が「言うまでもないこと」として書かれている。また人権や独立、自由などの概念についての考え方も日本人とは異なるだろう。その意味でやや異質な感じになるかもしれない。
 9・11事件自体にしても大部分の日本人にとっては「痛ましい出来事だったがしょせん他国のこと」に過ぎまい。日本人の資産がそれ以降の「対テロ戦争」に天文学的な規模で“寄付”させられてきた事実すらほとんど知られておらず、多くの国民にとってきっと9・11事件は何の実感の無い縁遠いものでありつづけているのだろう。
 しかし同時に、特に2011年3月11日の大震災と福島原発事故以降の日本人にとって、様々な日本社会の分野でむき出しにされつつある虚構性への深刻な認識、また日本社会で容赦なく進行しつつあるファシズムに対する危機感は、米国で9・11事件の追究を続ける人たちとの重大な共通点となりうるのではないか。9・11事件直後に全米中に敷かれた「愛国者法体制」は日本人にとって決して他人事ではないのだ。特に日本人は「愛国者法」などの何か特別な法律が無くても、国民が自ら全体主義の体制を形作ってしまう傾向を持っている。すでに日本では大資本、学会、政界、官界、マスコミ、民間団体総出の大掛かりな隠ぺいと誤魔化しの上に立って、その流れが形成されつつあるようだ。

 虚構は全体主義を必要とし全体主義は虚構を必要とする。私は「対テロ戦争」を見つめながら
この点を何年も前から指摘し続けてきた。そしてそれがようやく(極めて不幸なことに!)日本人にも原発と放射能を巡って実感されつつあるのではないか。確かに放射能は恐ろしい。だが人間の心と社会のあり方はそれ以上に恐ろしいものになりうる。嘘は、そして嘘に絡め捕られる人間の心は、核兵器を上回る「大量破壊兵器」に他ならない。放射性物質による肉体の汚染は恐ろしい。そして虚構による精神の汚染はそれに倍して恐ろしい。それが放射性物質による汚染を生み出した根本原因だからである。
 虚構に対する抵抗は全体主義に対する抵抗でもある。肉体の除染(&汚染防止)は精神の除染(&汚染防止)を伴うものでなければなるまい。その意味で、虚構と暴力から自らの国土と生活を守ろうとする日本人の有志と、同様に自国を覆う虚構と暴力に立ち向かおうとする米国人の有志たちとの、決定的ともいえる接点を見出しうるのではないかと思う。

 次に、このサイトの「パネリスト」たちはあくまで明確な事実にこだわっている。この点は
「最良の証拠」とは何か?および9・11コンセンサス・ポイントでご確認願いたいが、ここで「最良の証拠」とは何か?から次の視点を掲げておきたい。
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 9・11に関連する「最良の証拠」は次に基づいたものである。
専門研究者による実験と記述的な研究そして専門委員会の報告に基づいた、傾聴すべき権威者たちの見解
写真、ビデオ、法廷証言、目撃者の報告、そして情報自由法(FOIA)に基づいて公開された情報にある物理的データ
状況証拠に対する直接の証拠の優先
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 またこれらに関連して日本語サイト「
「真実」の見分け方:9・11事件についてどのように考えるべきか」を、また『情報自由法(FIOIA)に基づいて公開された物理的データ』に関連して「NISTから「解放」されたWTCビル群「崩壊」の映像資料」をご参照願いたい。

 9・11事件とその後に続く「対テロ戦争」の過程で必ず起こってきたのが物証の破壊と隠匿、情報の隠ぺいと誤魔化しである。そのたびに数多くの物理的な事実が闇に葬られ、大衆の目から引き離され、即物的で直接の証拠に決して裏打ちされることのない偽情報ばかりが、あらゆる手段を用いて大衆の頭に植え付けられてきた。もし米国国民の30分の1にあたる1千万人でも、初めの1年間に、ペンシルバニア州シャンクスビルと、ワシントンのペンタゴンビルと、ニューヨーク世界貿易センターの3つのビル崩壊の、様々な映像資料に自由に接しスローモーション、ストップモーション、拡大映像などで十分に事実を吟味できていたならば、決してイラク戦争は起きなかっただろう。(その代わり米国でクーデターが起こっていたかもしれないが。)
 虚構に抗し真実を求めるためには、初めにも途中にも終わりにも、常に事実を見据え事実で検証する態度を貫かねばなるまい。「9・11=イスラムテロ」というまやかしの結論を打ち破るためには、それを他の何らかの結論に置き換えてそれから各細部についての解釈を作っていくような発想を、断固として投げ捨てる必要がある。マハトマ・ガンジーの言うとおり、真実は自ら成り立つものである。それは決して誰それの何がしかの言葉や人工的な思想によって成り立つのではなく、あくまで事実の上に事実そのものが持つ必然性によって自ら成り立つものである。
 虚構を支え宣伝し定着させようとする者たちは、逆に言えばそのことをよく知っているのである。だからこそ彼らは、事実を破壊し、事実を隠し、事実を人類多数派の目から遠ざけようとしているのだ。さらに、精神を虚構によって汚染されている人々は、その虚構を脅かすかもしれない事実を避けようとし、あれこれと理屈をつけては事実を見ないように努める。そのような事実を遠ざけようとする人々とその態度によって、逆に、紛れもない真実の存在が浮かび上がってくるのだ。この点について具体的には『いま我々が生きている虚構と神話の時代(基調論)』をご覧いただきたい。

 また、米国はエリート社会であり、各界の専門家・プロフェッショナル・有資格者に対する信頼性は日本よりもはるかに強く、権威者に対する一般の人々の尊敬は大きい。彼らが厳しい競争に勝ち抜き専門分野での実力を身につけていると誰でもが認め、その実力に敬意を払う社会なのだ。そして各分野のエリートたちの中には、多数派とは言わないにせよ、
社会に対するエリートとしての責任を自覚する人々が少なからずいる。国家権力は強大なのだが、同時に各専門分野の国家に対する独立を意識する人々もまた日本よりずっと多い。
 
パネル・メンバーの顔ぶれとその職業・立場を確かめていただきたい。またAE9/11Truth(9・11の真実を求める建築家とエンジニアたち)が集めている米国議会への再調査要求に署名した1660人を越す(2012年2月現在)建築と構造力学の学者・専門家たちの名簿を確認してもらいたい。もちろんだがその大部分が米国人であり、自国政府機関による公式の説明と自国マスコミの作る虚構に対して胸を張って立ち向かっているのだ。
 これはある意味で実にうらやましい話であり、日本の原子力関係の学者や専門家たちにも、原発問題に関連してこのような点は見習ってもらいたい、というよりもこのレベルをはるかに凌駕していただきたいものである。

 最後に、私がこの英文サイトの主要部分を和訳しようと考えたのは、それが現在世界に存在する最も良質な証拠に基づいて作られているものと判断したことが動機である。私はこの和訳によって日本国内ですぐに「9・11真相解明」に向けての新たな動きが起こるなどという幻想は持っていない。これが今後何十年、ひょっとすると何百年かかるかもしれない人間社会の進化の中で、ほんのささやかな「1歩」に過ぎないことを十分に知っている。虚構を生み出す力はあまりにも巨大であり、虚構を望みそれを維持する者たちの数はあまりにも多い。しかし、事実を正確に伝え、事実に基づいた良質な資料を伝え続ける努力を、決して怠ってはなるまい。これは私の、せめて死ぬまでは人間らしくありたいという願いからのものである。

(2012年2月14日:2月26日改稿、バルセロナにて童子丸開)


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