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シオニズム:ユダヤ人に対する陰謀 (ヘンリー・マコウ著:全訳)


 これは、シオニストたちから「ジュー・ヘイター」と罵倒され、自ら「陰謀論者」と名乗るユダヤ人、ヘンリー・マコウの作品で、原題はZionism: A Conspiracy Against Jews。 同じ作者の論文『「ユダヤの陰謀」の正体は大英帝国主義である《注記:このアーカイブ中にある》 とペアを成すものである。

 これにも一部に首をかしげる箇所はあるのですが、とりあえず原文に忠実に訳しておきたい。この文章に対する訳者のコメントは訳文の後に付けておく。(文章中の【*】印はコメントの中で言及している箇所で、クリックすればコメントに飛び、(戻る)でその個所を含む段落の最初に戻る)


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http://henrymakow.com/000482.html

シオニズム:ユダヤ人に対する陰謀

ヘンリー・マコウ著  2004年6月27日

 1935年に汽船「テル・アヴィヴ」号は、ナチス・ドイツからハイファへの処女航海に出た。その船首にはヘブライ文字が書かれマストにはナチスの旗がひらめいていたのだ。このシオニストが所有する船の船長はナチ党のメンバーであった。乗客の一人がこの光景を「形而上学的不条理」と説明した。【*1】

 実際には完全に明らかなことだったのだ。

 その船は、「ハアヴァラ(Haavara)」計画を利用したドイツのユダヤ人を輸送するものだった。この計画は彼らにパレスチナでドイツ製品に対する代価を支払うことを許すものであった。結果として育ちつつあったユダヤ人植民地は7万名の高等教育を受けたドイツのユダヤ人を迎え入れ、1億4千万レイヒ・マルクに相当するドイツ製の工業製品を受け取ったのである。これがイスラエルのインフラストラクチャーの基礎を作ったのだ。

 この措置は同時に、世界のユダヤ組織がドイツ製品のボイコットを行っていたときに、ナチスの経済を支えた。(この主要な情報源はドイツの優れたジャーナリストである Klaus Polkehn著"The Secret Contacts" である。これはOlivia O'GradyのThe Beasts of the Apocalyse, 2001, 421-447.に収蔵されている。)【*2】

 どうして今、このシオニスト・ナチの計画の話が蒸し返されるのか?

 なぜなら、「ユダヤ人の」指導者たちが長期間にわたってその「力の弱い同胞たち」を利用し続けてきたし今もまたそうしているからである。普通のユダヤ人たちはその代価を支払い、そしてその値は高いものになるかもしれないのである。

 私の考えでは、シオニズムはユダヤ人を騙して大英帝国主義の目的に有利なようにさせていくための運動である。(私の『ユダヤの陰謀は大英帝国主義である"The Jewish Conspiracy is British Imperialism"』をご覧頂きたい。)虚偽の根拠の上に生きるシオニストは当然この見方をはねつけることだろう。【*3】

 正確に言うならば、ユダヤ人たちは、ユダヤ人が祖国を必要としているという前提の下に、英国・ユダヤ支配者が石油の豊富な中東を植民地化するのを手伝った。中立性の見せ掛けとは裏腹に、英国(および米国)はユダヤ人たちに資金を与え、訓練と装備を与えたのである。(John Coleman, Diplomacy by Deception p. 107.)

 「英国」は実際にはロンドンを基盤とするロスチャイルドやロックフェラーなどといった名前と結び付く国際金融カルテルである。それはどこの政府に対しても応答することは無い。その目的は世界とその中に住む者達に対する植民地化である。ユダヤ人たちはこの目的のための手段なのだ。

 イラクで見ることができるように、シオニスト(いわばネオコン)は中東植民地化の主役を演じている。覚えておくべき重要なことは、イスラエルがこのカルテルの創造物であることだ。イスラエルも米国もその道具なのである。【*4】

 イラクはその姿を現しつつあるニュー・ワールド・オーダーの一面に過ぎない。このNWOは「大英」帝国主義の目的遂行を代表するものだ。ジョン・ケリーはジョージ・ブッシュが去った後のイラクを引き継ぐだろう。【注:この文章が書かれたのは2004年6月】民主主義など見せかけである。


●ナチスはシオニズムにとってのおあつらえ

 1925年に、ドイツの50万人のユダヤ人はシオニズムに対して一斉に無視するかあるいは積極的に反発した。ドイツのシオニスト運動にはわずかに9千人のメンバーがいたのみであった。

 「ユダヤ教ドイツ中央連合(Central Union of Germans of the Jewish Faith)」がドイツのユダヤ人の大部分を代表しており、ドイツ人の生活に積極的に参加することを好んでいた。その主たる視点はアンチ・セミティズムと闘うことであった。【*5】

 その一方でシオニストは、ナチスのアンチ・セミティックな政策を歓迎した。ナチスと同様に、彼らは人種を基盤とした国家の性格と方向性を信じた。ナチスと同様に、彼らはドイツではユダヤ人に未来は無いと信じた。

 シオニストは、1933年にドイツの大学から2千名のユダヤ人学者と科学者を追放したようなナチの迫害には抵抗しなかった。ナチスはシオニストに、その作業が妨害を受けずに行われることを許すことでこの「自主規制」に応えた。その他のユダヤ人と反ファシストの組織の全てが解散させられその指導者たちは投獄された。

 ナチスは全てのユダヤ人に対してシオニストが主導する"Reich Union"に参加するように求めた。この組織の目的は移民であった。ユダヤ人たちは何が何でもシオニストに宗旨替えしなければならなかったのである。シオニストは、読者がユダヤ人である限りにおいて、ナチスに批判的な本や新聞を出版することが出来た。

 この協力は政治から経済の分野にまで広がった。アドルフ・アイヒマンはオーストリアに若いユダヤ人がキブツの生活にそなえることができるように農業トレーニング・キャンプを作り上げた。彼はパレスチナに行きその拡大主義的な真の目的を語るシオニスト指導者たちと話し合った。そこではナチス・ドイツとユダヤ・パレスチナの間の戦略的な同盟すら話し合われたのだ。彼の報告はヒムラーの資料の中にある。【*6】

 [シオニストとナチスの協力についての更なる情報は、レニ・ブレンナーの『独裁者時代のシオニズム“Zionism in the Age of the Dictators”』をご覧頂きたい。(リンク:http://www.marxists.de/middleast/brenner/)同時にまたレニ・ブレンナーの51 Documents: Zionist Collaboration With the Nazis (2002)をご参照いただきたい。]【*7】

 この協力はユダヤ・ホロコーストにまで広がっていたのかもしれない。そしてそれが、なぜ多くのユダヤ人たちが受身的にその運命に従ったのかの説明になるのかもしれない。著書"The Holocaust Victims Accuse"の中でラビ・モシェ・ションフェルド(Rabbi Moshe Shonfeld)は、シオニスト主導のユダヤ人協会"Judenrats"がナチスと協力して非シオニスト・ユダヤ人を欺いたと主張する。私の “Zionism: Compulsory Suicide for Jews”(リンク:http://www.savethemales.ca/091202.html)をご覧頂きたい。

 欧州の非シオニストユダヤ人たちにとっては、シオニストとして生きて彼らの資金源となるよりはむしろ死ぬほうがマシだったのである【*8】。ホロコーストはユダヤ国家の建設にとって政治的・倫理的な根拠を提供した。


●ヒトラーとは誰だったのか?

 1919年に、ヒトラーは小さなドイツ労働党に対するスパイ活動に携わったドイツ陸軍付きの情報士官だった。彼はその党のリーダーとなったのだ。米国連邦準備委員会の創設者であるポール・ワーバーグ(Paul Warburg)の兄弟であったマックス・ワーバーグ(Max Warburg)がドイツ情報局の責任者だった。両者は総合企業I.G.ファルベンの重役であった。ヒトラーがいつこれらイルミナティの人物の仕事をやめたのかに関する記録は無い。(“Be Afraid: The New World Order’s Fascist Pedegree”も参照いただきたい。リンク:http://www.savethemales.ca/130402.html

 ヒトラーは金融寡頭支配者に資金を与えられており、彼らの人質であったのかもしれない。

 明らかにナチスはニューヨークとロンドンから莫大な資金を受け取っていた。“Hitler Didn't Want World War”をご覧頂きたい。(リンク: http://www.rense.com/general50/itle.htm【*9】

 エルンスト・(“プッツィ”)・ハンステンクル(Ernst "Putzi" Hanfstaengl)は銀行家たちとヒトラーの両方に身近な人物だった。そしてナチの創成期に資金をそこに集めた。(Roosevelt and Hitler Unmasked at Last!!:リンク:http://www.reformation.org/roosevelt-and-hitler.html)またアントニィ・サットンの“Wall Street and the Rise of Hitler”もご覧頂きたい(リンク:http://www.reformation.org/wall-st-hitler.html

 しかしヒトラーが自分の貨幣を印刷し始めたときに、彼はこれらのスポンサーたちを遠ざけたのかもしれない。“Rothschilds Conduct "Red Symphony"”をご覧頂きたい。(リンク:http://www.savethemales.ca/000275.html

 最低でもいえることは、ナチズムとシオニズムの両方とも同じ銀行カルテルに資金援助を受けておりそして相互補完的な目的を持っていた、ということである。欧州のアンチ・セミティズムの興隆はイスラエル国家の創設に奉仕し、それはシリアのアサド大統領がアラブ諸国の心臓に突き刺さる「短剣」と表現したものである。【*10】

 次のことについて考えてもらいたい。ヒトラーは全てのユダヤ人の財産を没収したかっただけかもしれない【*11】。その見返りとして彼は「ハアヴァラ計画」を使ってイスラエル国家の確立を手伝ったのである。Polkehnによると、ヒトラーは反対があったにも関わらず個人的にこの計画を保証した。それは戦争が始まるまで続いたのである。

 このカルテルは、今日の世界をコントロールしているのだが、その目的のための手段としてユダヤ人を(あるいは誰でも)利用することに痛みを感じない。


●金融資本のアジェンダ

 全ての貨幣は私的に所有される銀行カルテルに対する借金の形で作り出される。

 もしあなたが薄い空気の中から貨幣を生み出すことができると想像してみよ。あなたがあなたのポケットの中にあらゆる国のクレジットカードを持っていると想像してみよ。

 あなたが最初にやりたいことは、世界の実質的な富の大部分をあなたのために買ってくれるように任命した人物にお金を貸す、ということである。

 次にやりたいことは、どの国もそれに挑戦出来ないあるいはあなたからの「借金」を帳消しに出来ないような全体主義システム(「世界政府」「グローバリゼーション」)を確立させることである。

 国々に「世界政府」を認めさせるために、あなたは、国々をお互いに戦わせ、武器(それもあなたが国々に売るのだが)のために巨額の借金を使い果たさせ、それらの国民の精鋭を殺し尽くさせ、そして堕落させ腐敗させることによって、それらの力を弱める必要がある。

 あなたは、あなたが雇う政治家たちと新聞、そしてあなたがコントロールしてあなたの為にテロと殺人を実行するMI-6、CIA、モサドを通して、これを遂行する。このことが過去300年間の真実の歴史なのだ。【*12】

 「世界政府」はまさに我々を奴隷化するために借金を使おうとしているのだ。それはある国際的なローン取立て機関なのである。当然だが彼らはこのことを、寛容さだの人権だの貧困との戦いだの戦争防止だのといった言葉で包み隠す。

 The American Banker's Association Digest1924年版からの引用が現在起こりつつあることを要約して次のように説明している。(The Bank of Canada:リンク:http://www.members.shaw.ca/theultimatescam/The%20Bank%20of%20Canada.htm)このことを分かった上で投票に行くことだ。

 『法的なプロセスを通して一般の人々が自分の家を失うとき、政府の強い手腕によって彼らはより従順になり、より簡単に統治されるようになるだろう。その政府とは主導的な資金提供者が支配する富の権力中枢によってあてがわれたものなのだが。こういった事実は、現在の世界を統治するための帝国主義を形作ることに携わる我々の主だった者達の間ではよく知られていることである。政党システムを通して有権者を分割することにより、我々は彼らをして、何の重要性も持たない問題のために争うことにエネルギーを浪費させることが出来るのだ。』

 ここでイルミナティ脱党者であるスヴァリ(Svali)の言葉を考えてみよう。(リンク:http://www.savethemales.ca/141002.html

 『中東の紛争はただイルミナティ主義者の利益にかなうのみである。彼らはイスラエルを嫌っており(!)、そしていつの日かその崩壊を望み、彼らの時を待っているのである。国連が優勢なものになるときに、それによって提供されるオリーブの枝の一つは、中東での戦争を彼らが防いでそれが多くの人々によって歓迎されるだろう、ということである。

 同時にまた、イルミナティは秘密裏にどちらの側にも(!)銃と資金を渡して紛争に油を注ぎ続けるだろう。彼らは極めて二面性の強い人々なのだ。・・・この人々はチェスのゲームを愛しており、国々の間での戦争をカオスから秩序を産みだす事だ、と見なしている。』

 彼女は個人的なeメールで次のように付け加えた。

 『しかし私は常にこのことを不思議に思っている。このグループの中で最高位にある金融ファミリーの一部がユダヤ人であるというのに(フランスのロスチャイルド男爵は、欧州グループを運営する13の主人あるいは「王」たちの一人で、世界評議会の席に座るのだが)、どうしてこのグループが自らの民族への嫌悪を信奉しているのだろうか。』


●結論

 ベン・ヘクツ(Ben Hecht)は次のように言った。現在の出来事を理解するために毎日のニュースを読むことは秒針を見ることによって時を告げるようなものである、と。あなたは10年単位、1世紀単位の針で、この世界で実際に起こっていることを見なければならないのだ。

 ロスチャイルド-ロックフェラー銀行カルテルはほとんどの政治的(そして文化的)傾向の裏にいて、そしてその目標は、国民国家、本当の民主主義、信仰、文化、結婚と家族を破壊することである。それは全体主義の進行の内で人間性を動物の状態にまで堕落させるためである。

 「対テロ戦争」の中で、彼らはその「ローン」の支払いを求めるときに使う抑圧のシステムを正当化するためにお化けを創造してきた。【*13】

 私はかつて、アンチ・セミティズムのせいでユダヤ人に祖国が必要だと考える一人のシオニストだった。今は、歴史の大部分がそうであるように、このような見方がほとんど仕組まれたものであったことに気付いている。アンチ・セミティズムは、多くのユダヤ人が(自覚の有る無しに関わらず)あの銀行家たちの有害なアジェンダに奉仕しているために起こるものである。シオニズム、共産主義、フェミニズムなどはその例のいくつかである。【*14】

 大多数のユダヤ人は現在、完全にイスラエルと結び付いている。その国はロスチャイルドの発狂した誇大妄想の道具なのである。もし過去が序文であるとすれば、これはユダヤ人にとっても他の誰にとっても良い結果で終わるわけが無いのだ。

【翻訳、終り】
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『シオニズム:ユダヤ人に対する陰謀(ヘンリー・マコウ著)』に対する訳者からのコメント

【*1】
 下記の拙稿(拙訳)にもほぼ同様のことが書かれている(後半の[シオニストたちはヒトラーとの軍事同盟を提案する]の項)。ただしこちらでは、ヘブライ語の文字が書かれていたのは「船首bow」ではなく「船尾stern」となっているが。なおこれにはマコウが『シオニズム:ユダヤ人に対する陰謀』の中では触れていないシオニストによる多くの悪業とナチとの協力が書かれている。
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http://www.asyura2.com/0505/war70/msg/257.html
「シオニズムと対決するユダヤ人たち(Jews Against Zionism)」からの翻訳(1)
ただし、こちらで翻訳した『ホロコーストにおけるシオニズムの役割』の原文(THE ROLE OF ZIONISM IN THE HOLOCAUST)は下記のサイトで。
http://www.truetorahjews.org/lieberman
またJews Against ZionismはTrue torah Jews Against Zionismとなっており、HPはhttp://www.truetorahjews.org/
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【*2】
 このユダヤ人によるドイツ製品ボイコットに関しては、一つ注意しておかなければならない点がある。それは例のユダヤ・ファシスト、ウラジミール・ジャボチンスキー の果たした役割である。(このボイコットについては次を参照のこと)
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http://www.asyura2.com/0601/war77/msg/485.html
「ユダヤ人がドイツに戦争宣言!− Daily Express , March 24, 1933. 」の記事
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 ジャボチンスキーはヒトラーやムッソリーニの極端な人種主義に共鳴し、彼らを賛美していたが、奇妙なことに、このボイコットを強く支持した。そればかりかドイツのユダヤ人に次のようなことまで呼びかけている。
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http://www.libertyforum.org/showflat.php?Cat=&Board=news_international&Number=293810896&view=collapsed&sb=5&o=21&part=
・・・・ our Jewish interests demand the complete destruction of Germany. Collectively and individually, the German nation is a threat to us Jews.
・・・・我々ユダヤ人の利益はドイツの完全な破壊を要求する。集団的にも個人的にも、ドイツ人の国は我々ユダヤ人にとっての脅威なのだ。
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 その割にジャボチンスキー率いる「レヴィジョニスト」のドイツ支部は、マコウも書いているように、あくまでナチスと共同歩調をとり続けた。そしてジャボチンスキーも彼らを「破門」した形跡も無く、レニ・ブレンナーによると、代表的な幹部であるゲオルグ・カレスキーは1947年にパレスチナの「レヴィジョニスト」の幹部になっている。(http://www.marxists.de/middleast/brenner/ch12.htm
 この連中の『ダブル・スタンダード』『二枚舌』は根っからのものだ。一方で対決を煽っておいて一方で手を握る・・・。このジャボチンスキー集団と「対立していた」とされる(ブレンナーなどそのように固く信じている)社会主義シオニストたちにしても全く同様である。一方でボイコットを呼びかけて一方ではそれを平気で破っている・・・。
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【*3】
 これは『「ユダヤの陰謀」の正体は大英帝国主義である』を参照されたし。
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【*4】
 イスラエルも米国もしょせんは「道具」である、という見方は、今後非常に重要となるだろう。無理に田中宇氏のように「自滅したがっている」などと解釈する必要もあるまい。
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【*5】
 この点については、マコウ自信がユダヤ人であるせいか、またシオニストばかりを悪者にしたい気持ちが無意識のうちに出ているせいか、やや見方が甘くなっているように思える。
 季刊『真相の深層』誌2005年夏号(第6号)にある『第2次世界大戦の起源を巡る、決定的に重要なのに抑圧されてきた局面』(Rense : Crucial, Suppressed Aspects Of WW2 Originsの翻訳:http://www.rense.com/general63/dnied.htm)によると、第1次世界大戦で徹底的に経済を破壊されたドイツで、人口の1%にも満たないユダヤ人が占めていた社会的・経済的地位の高さは異常とも言えるものだった。これによると:
 主要な実業界や役人でのユダヤ人の就職率は一般のドイツ人よりも圧倒的に高く、たとえば1923年当時ユダヤ系の銀行が150行だったのに非ユダヤ系の銀行はわずかに11行、製鉄・屑鉄工業の41%、他の金属工業の57%はユダヤ人の所有だった。さらには1928年に株式仲介人組合の指導的会員の80%がユダヤ人、大学の教授や専任講師の4分の1がユダヤ人、日刊400万部を発行する最大規模の合同新聞はユダヤ人の独占企業、いかがわしいナイトクラブと売春宿の所有者や経営者の多くがユダヤ人、クルシュテンダム大通りでは99軒のユダヤ人所有の店に混じって非ユダヤ人の店が1軒・・・。ユダヤ人弾圧が本格化して5年後の1938年でさえドイツの不動産のおよそ3分の1がユダヤ人の所有・・・。
 「人種を理由に」差別することがよくないのは当然ですが、これでは「恨みを買うな」というほうが無理だろう。逆にドイツ人の方が「人種を理由に」差別されていたような状態だったようだ。まるで「ヒトラーさん、いらっしゃい」というような。
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【*6】
 アイヒマンがいかにシオニズムとイスラエル建国に対して熱心に協力していたかについては、次の日本語による資料もある。
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http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_hd/a6fhd300.html#01
ナチスとシオニストの協力関係より、第1章:ドイツ・シオニスト連合とアイヒマン
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【*7】
 レニ・ブレンナーのシオニズム研究にはもう一つ、決して忘れてはならない重要な資料は‘The Iron Wall’「鉄の壁」だろう。
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http://www.marxists.de/middleast/ironwall/index.htm
The Iron Wall:Zionist Revisionism from Jabotinsky to Shamir
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さらに‘51 Documents: Zionist Collaboration With the Nazis (2002)’に関しては次の資料が参考になる。
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http://www.counterpunch.org/brenner05252005.html
*The Plot to Stigmatize "51 Documents" on Amazon.com
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【*8】
 この『欧州の非シオニストユダヤ人たちにとっては、シオニストとして生きて彼らの資金源となるよりはむしろ死ぬほうがマシだったのである』というマコウの見方には賛同しかねる。これは『なぜ多くのユダヤ人たちが受身的にその運命に従ったのかの説明』として書いているようだが、ここにマコウだけではなく「ホロコースト肯定派」の大きな矛盾点が現れている。
 マコウは両親が「ホロコーストの生き残り」としてそのように固く信じているようだ。ただし彼は、否定派のツンデルに対して、「言論の自由」の立場から『ツンデルの言う事は間違っているが、彼には「間違う権利」がある』という表現でその連行・逮捕には以前から反対を表明している。
 しかし、どうもマコウやブレンナー、フィンケルシュタインなどの人士や、「シオニストと対決するユダヤ人」の正統派ユダヤ教徒たちには、シオニストを憎むあまりに、そのシオニストが招いた最悪の犯罪として「ホロコースト」にはどうしてもあってもらわないと困る、というような心情が働いているのではないか、とすら思えてくる。
 彼らが本当に「600万人」と思っているのかどうかは知らないが、それに相当する膨大な数のユダヤ人たちが粛々と唯々諾々と殺されていった・・・? 確かに不思議だ。でもしかし、それを「不思議」と受け止める感性を持っているだけ、このマコウという人は優れているのだろう。そうとしか言えない。
 要は、そんな数では殺されていなかった、ということでチョンだと思うのだが。(もちろんそれが100万人でも、イラク戦争で殺されたイラク人に相当するのだから、絶対に許されない大犯罪であることには間違いない。)
 同じユダヤ人でも、ミシェル・チョスドフスキーは自分のサイトで次のような注目すべき特集を組んでいる。《注記:これは現在は不通となっている》
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http://72.14.207.104/search?q=cache:_tvghB-c4doJ:globalresearch.ca.myforums.net/viewtopic.php%3Ft%3D1423%26view%3Dprevious+boycott+Jabotinsky+annihilation+Germany&hl=en&ct=clnk&cd=9
DID JEWS FRAME THE ARABS FOR 911? JEWS DID 9/11?
The Diminishing Numbers of Alleged Dead in Auschwitz
Some entries from the Auschwitz death books.
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【*9】
 2004年にこの文章を書いたにも関わらず、マコウはその前の年に明らかになったブッシュの父方の爺さんプレスコット・ブッシュや母方の爺さんジョージ・ハーバート・ウォーカー、アヴェレル・ハリマンの弟ロウランドといった早々たるメンバーがこぞってヒトラーを支えていたことには触れていない。
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(参照)
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/400.html
全米マスコミが60年間隠蔽しつづけた“爺ブッシュとナチスの腐れ縁”が政府公文書ではっきり確認された
《注記:当アーカイブ中のイスラエル:暗黒の源流  ジャボチンスキーとユダヤ・ファシズム より 第7部 ナチス・ドイツを育てた米国人たち も参照されたし》
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【*10】
 イランのアフマディネジャッドは「どうして欧州で起こったホロコーストのためにイスラエルがパレスチナに出来なければならないのか?」という正論を意地悪く欧米に突きつけているのだが、もちろんシオニスト支配の各国マスコミはここには「墨塗り」をして隠している。先日彼がブッシュに送った手紙の内容もマスコミはまともに見せないのだが、その中に9・11内部犯行についての部分が有るからだろう。
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【*11】
 ここでもマコウは随分と苦しい「説明」を施しているようだ。「イスラエルも米国も銀行家カルテルの道具」と看破する人物が、どうして「ナチス・ドイツもしょせんは道具」と看破できないのか? これが「ホロコースト」に呪縛された人間の限界なのか?
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【*12】
 ここまでにあることは典型的な「陰謀論」なのだろうが、私が先日拙稿で書いたとおり、
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http://asyura2.com/0505/holocaust2/msg/929.html
このマコウの作品に対する私からのコメント
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 人間は断じて、「経済状況」「政治状況」など「損得の具合」を変数とする単なる『関数』ではない。『関数』として動くのは「奴隷」だけです。人間は同時にまた自分の内から出る意図や願望によって動くものであり、その実現が可能な立場の者であれば断固として実現させようとするだろう。「雲の上の支配者」は我々シモジモとは異なり、それができる立場の者達だ。それが狂気であろうが妄想であろうが実現させようとするだろう。ここでのマコウの観察を私は支持する。
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【*13】
 日本でも「共謀罪」なるものが法制化されようとしているが、「対テロ戦争」なるものの正体がこのように見破られている。「アルカイダ」「テロリスト」というお化けが何のために必要なのか、明白だ。
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(参照)
http://asyura2.com/0601/war80/msg/229.html
欧州で徐々に日常化する「グアンタナモ」状態(I. H. Tribune, NY Times):全文対訳付
http://www.asyura2.com/0502/war67/msg/438.html
ペンタゴンの眼<情報の全面掌握>(レッ・ボルテール):世界を見つめるピラミッドの目
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【*14】
 ここで「フェミニズム」とあるのは、マコウが伝統的なユダヤ教の精神に立ち返りたいと願っていることも理由の一つだろうが、実際に欧州で「フェミニスト」の活動家のオバチャンを見るとよく実感できる。(マコウもよっぽどひどい目に遭ったことがあるのだろうか?)
 あのヒステリーと狂信ぶりはシオニストとその応援団の「オンナ版」そのものだ。単なる「社会的な不正」に対する告発と戦いとは思えない。これはグリーンピースなどの「環境派」にも言えることだが。こんな連中の背後には間違いなくシオニストの絡みがあると考えるべきだろう。
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